Mar 21

【公開研修】現場にすぐ活かせる!看護師のための「がんと就労」セミナー

現場にすぐ活かせる! 看護師のための「がんと就労」セミナー
~働くがん患者への告知後のケアとフォロー~

今、がん患者のうちの約1/3が働く世代と言われています。医療の進歩により働きながら治療することができるようになってきています。しかし、患者は病気に関する知識を持たないまま、がん告知を受け、突然のことで驚き、死を身近に感じて戸惑い、「仕事はもう無理」「迷惑をかけたくない」などと考え、自発的に退職をするケースが3割にものぼります。

がん患者の就労に関する総合支援事業がスタートし、がん患者の社会的自立を支援する体制づくりが始まっています。最近は、主治医が診断時に「働けますよ」と患者に伝える動きが増えてきています。それでも治療を開始する前に退職をする患者が多くいます。がん患者がこのサポートをうまく活用し、自発的に退職をすることを回避する鍵となるのは、看護師による告知後のケアとフォローです。

・働くがん患者さんが医療従事者に何を求めているのだろうか?
・どのようなことをすればいいのだろうか?
・そもそも、何からはじめればいいの?
・がんと告知されて仕事を辞めてしまうのはなぜか?
・主治医から働けると説明を受けていたのに、それでもなぜ仕事を辞めてきてしまったのか?

病院では見えない、がん患者の実状を知ることで、看護師ができることが見えてきます。
がん経験者が語る「がん治療と仕事の両立の実情」から、がん患者の「生きる・働く」を支援するということについて考えてみませんか?

■日時 2017年4月21日(金) 13:30~16:30(13:00開場)

■場所 株式会社Leap西新宿支店
東京都新宿区西新宿3-17-7 西新宿TOKビル3階 (初台駅徒歩2分)

■定員 10名

■受講料 5,000円(税込)

■プログラム内容

1)知っておこう がん患者の就労や就労支援に関する現状
・がん患者への就労支援の現状と課題
・がんサバイバーシップと就労支援
・がん患者の治療と仕事の両立支援における全体像

2)知ってほしい 事例から病院の外で何が起きているのか
・告知から治療までのがん患者の決断
・がん患者の治療と仕事の両立の実状と課題

3)医療従事者に期待する、働くがん患者の告知後のケアとフォロー
・働くがん患者を支援するにあたって必要な視点
・事例から考える患者支援のポイント

4)意見交換およびQ&A

■講師プロフィール

砂川 未夏(すなかわ みか)

キャリアコンサルタント/キャンサー・キャリア代表
がん経験者のためのキャリアセミナー(パワーチャージ・カフェ)主宰

2003年7月、在職中がんに罹患し、治療後の後遺症などでワーク・ライフ・バランスや生き方に悩んだ経験から、2007年8月にキャリアコンサルタントの資格取得。退職後、企業、行政、大学などでキャリアカウンセリングや人材開発系のプログラム開発・研修講師を務めるほか、キャリアコンサルタント育成に携わる。2013年4月より、がん患者およびその家族のキャリア支援を開始。その後、2度目のがんに罹患するも仕事を継続し現在に至る。

2級キャリアコンサルティング技能士
第10期CNJ認定がん情報ナビゲーター
JCDA内「がん等の有病者へのキャリア支援研究会」座長

関 弘子

株式会社Leap研修事業部長
看護師/介護支援専門員/キャリアコンサルタント

看護師免許取得後、民間病院に看護師として勤務。院内教育の企画運営およびOJTの知識と経験を蓄積。その後、短期大学、専門学校にて看護基礎教育に従事。千葉県看護協会、国際医療福祉大学看護生涯学習センター及び大学院にて看護師現任教育や看護管理者教育に携わる。その後国際医療福祉大学大学院にて看護管理を専攻、博士課程満期退学(保健医療学修士)。大学院修了後、看護師長や教育担当としてOJT指導やマネジメント経験を積む。仕事を続けていく中で、育児や親の看取り、さまざまな病気療養など何度もキャリアの課題に直面した経験から、キャリアコンサルタントの資格を取得。現在、医療介護職向けの研修、執筆、キャリアカウンセリングなどを行っている。